逆流性食道炎
食道良性腫瘍その他の胃・食道疾患

食道良性腫瘍

食道良性腫瘍は悪化するリスクは少ない?

逆流性食道炎

食道にできる良性の腫瘍良性腫瘍は、がん等の悪性腫瘍と呼ばれる命に関わる腫瘍とは違い、ある程度の大きさになったら止まり、転移などは見られず、命に関わるリスクが少ない腫瘍です。

食道良性腫瘍とは?

食道良性腫瘍とは食道良性腫瘍とは、肉腫や悪性新生物(がん)以外の腫瘍です。
発症率は悪性腫瘍の5分1程度です。食道粘膜に発生する種類は上皮性と非上皮性に分けられ、乳頭腫・血管腫・脂肪腫・神経線維腫・平滑筋腫・リンパ腺腫・顆粒細胞腫などは上皮に発生しない非上皮性腫瘍です。

食道粘膜下に発生する非上皮性腫瘍を食道粘膜下腫瘍と総称して呼ばれますが、乳頭腫だけは上皮に発生する腫瘍なので食道粘膜下腫瘍には含まれません。
また、良性腫瘍には分類されませんが、食道壁の内部に発生する嚢胞も見た目は粘膜下腫瘍と類似している良性疾患です。
しかし、腫瘍の原因とされているものは解明されておらず不明のままです。

症状は無症状ばかり!?

症状は無症状であることが多く、健康診断などの内視鏡検査で良性腫瘍が見つかることがあります。
腫瘍が肥大し、4cm位にまでなる場合には自覚症状が出現します。
腫瘍の肥大化に伴い、食道が狭窄するため、飲み込むときに食物が痞える感覚や飲み込むのが難しい嚥下困難、胸やけ・疼痛などの不快感症状を呈します。

腫瘍の表面に潰瘍ができ、出血が起こることもあります。
良性腫瘍の一つである血管種の多くは、自覚症状がなく無症状なのですが、大量出血を起こすことがあります。
また、上皮細胞に包まれた粘膜下腫瘍の形態を現すものもあります。

生体検査で確定診断

診断する情報の一部ともなる検査には、食道内視鏡検査や食道造影などが行われます。
食道造影はバリウムを内服して行われます。
造影検査では腫瘍の状態を予想することはできますが、それ以上の診断は難しいとされています。

確定診断には、内視鏡で腫瘍の表面を覆う粘膜細胞を採取し、採取部位の更に深い所から細胞を採取・生検するボーリング生検という検査を行うと確定診断を行うことができますが、腫瘍細胞が上手く採取できないことがあります。

経過観察が治療法?

食道良性腫瘍は治療対象になるものは少なく、無症状のものが多いため、引き続き経過観察を継続することが多くあります。
悪性化する確率も低いと言われ、腫瘍が比較的小さい範囲に止まっているものであれば経過を観察しながら、症状の進行や悪化するようなことがあれば内視鏡的治療で切除することもあります。

症状を自覚するくらい食道の狭窄や嚥下困難が顕著になったら、腫瘍の切除や腫瘍摘出術が行われ、回復を見ます。
良性腫瘍は発生した部位で肥大化や細胞の増殖を行うのですが、場所を拡大させて増殖や転移などをすることはなく、発生部位に止まります。

食道良性腫瘍の予後は?

良性と診断され、経過も良性のままであれば予後は良好と言われ、悪性に転向しない限り生存率も比較的高いと思われます。
しかし、悪性への転向する可能性がある場合は病状や進行度の影響もあるので、経過観察には注意が必要となります。

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