逆流性食道炎
治療薬逆流性食道炎の診断・治療

逆流性食道炎の治療薬

治療薬の効果!副作用は大丈夫?

逆流性食道炎

薬の効果と副作用逆流性食道炎の治療方法に挙がってくるのは、やはり内科的治療です。
治療薬にも症状に合わせて効果を示してくれるものが数多くあり、主治医によって処方薬が違ってくるかもしれません。

抗逆流性食道炎薬について知ろう!

抗逆流性食道炎薬近年増加傾向にある逆流性食道炎ですが、その背景にはストレス社会による精神的なものが関係しているのかも知れません。
治療薬の効果が得られず、長期間の服用に悩み、ドクターショッピング(診察する医療機関を短期間で続々と変える、又は同時に受診すること)をなさってる方も多いのでは?
それならばドクターショッピングよりもセカンドオピニオンをお勧めします。

セカンドオピニオンは初めに受診した病院から診断についての情報を提供してもらい、違う医療機関の医師と初めに診察受けた病院での診断内容について話し合い、意見を仰ぐことを言います。
セカンドオピニオンの方がまた違った診断内容を聞けますし、その上で受診する医師の変更を考えてみるのも良いでしょう。

ご紹介する薬剤には副作用が出現することもありますので、気になる症状が現れた場合はすぐに医療機関を訪問し、医師の診察を受けましょう。

胃酸分泌抑制剤

胃液の産生・分泌を抑える薬剤です。

プロトンポンプ阻害薬(PPI)

プロトンポンプ阻害薬にはパリエット(ラベプラゾール)、タケプロン(ランソプラゾール)、オメプラゾールなどがあります。
胃液の抑制に効果を示す薬剤です。H2ブロッカーで薬理作用の効果が期待できない場合などに用いると、症状の改善を得られることがあります。

胃酸を分泌する細胞壁にあるプロトンポンプという組織の機能を妨害し、胃液の産生を抑制する作用があります。
逆流性食道炎の症状が出現したときや、治癒後の症状の再発時、再発防止に用いられることがあります。
発疹や肝障害などが見られることもありますが、副作用は少ないとされている薬剤です。

タケプロン(ランソプラゾール)

胃液を分泌するのには、胃細胞壁に存在するプロトンポンプという組織が関係しており、プトロンポンプの働きを阻害します。
胃液の過剰分泌が抑制され、胃粘膜や逆流した先の食道粘膜への胃酸刺激を軽減させ、症状を回復させる薬剤です。
また強力な分泌抑制の効果を示し、薬理効果も長時間得られるものとされています。

タケプロンには副作用が少ないと言われている方で、肝機能障害や頭痛、皮膚の掻痒感、胃腸障害、下痢などがあります。
稀な副作用ですが、重篤化すると血液障害や間質性肺炎、アナフィラキシーショック、腎機能障害が起こるとの報告もされています。

H2ブロッカー(ヒスタミンH2受容体拮抗薬)

H2ブロッカーにはファモチジン(ガスター)、ラニチジン(ザンタック)、ニザチジン(アシノン)などがあります。
胃液が分泌される細胞壁にはH2受容体という組織があります。そのH2受容体にヒスタミンという物質が結びつくことで胃液が産生・分泌される仕組みになっています。
H2ブロッカーはヒスタミンとの結合を阻害し、胃液の産生を抑制します。副作用には、便秘・下痢・食欲不振・口渇・発疹が出現することもあります。

このH2ブロッカーの作用を持つ薬剤の一部は、一般の薬局でも求めることが出来ますが、医療機関で処方されるものとは異なり、成分などに違いが出るため効果にも差があると思われます。
一般の薬局で購入されたH2ブロッカーで、症状の改善が3日以内に見られない場合には、医療機関で医師か薬剤師に相談することとされています。

ガスター(ファモチジン)

H2受容体と結合することで胃酸を分泌するヒスタミンとの結合を阻害します。
結合の遮断により胃液の分泌が抑制されます。
食道炎のほか、消化器潰瘍や胃炎などにも使用されます。

副作用として、顔面浮腫・蕁麻疹・便秘・女性では月経不順などが見られると言われています。
重篤な症状として、アナフィラキシー様症状・肝機能障害・溶血性貧血・皮膚粘膜眼症候群などが報告されていますが、こちらは稀な症例とされています。

消化管運動機能改善剤

消化管運動機能改善剤にはガスモチンやナウゼリン等があります。消化管機能と蠕動運動を改善させ、食物の消化を助け、胃での滞留時間を短くします。また胃液や食物の逆流を起こりにくくする効果もあります。

ガスモチン(クエン酸モサプリド)

消化器官である胃や十二指腸にある受容体、セロトニン5-HT4という受容体を刺激して、アセチルコリンとの遊離を増やします。
遊離したアセチルコリンの効果により消化管運動が活性化し、蠕動運動が促進されます。胃に貯留している内容物を十二指腸へ送るサポートをする働きがあり、胸やけ・嘔吐・食欲不振などの症状を改善する作用があります。

ガスモチンの副作用には、喉の渇きを呈する口渇・倦怠感・蕁麻疹・吐き気・下痢・腹痛・発疹などの症状が出現する場合があります。
また稀な副作用として、重度の肝機能障害が現れることがあります。

制酸剤

制酸剤にはマーロックス懸濁用配合(複合制酸剤)などがあります。
効き目が速く現れるという特徴を持ち、胃酸を中和する作用があります。
胃酸逆流による食道粘膜の損傷を軽減し、また一過性の症状緩和が見られることがあります。

薬理作用時間は短く、胃酸分泌抑制剤と併せて用いられることが多いです。
副作用には便秘や下痢が見られることがあります。

マーロックス懸濁用配合(複合制酸剤)

胃粘膜表面に付着した薬剤が胃酸の働きを中和し、胃粘膜を刺激するのを保護・緩和します。
胃酸の粘膜損傷により起こる炎症や潰瘍などの症状を改善してくれます。

副作用には、胃部不快感・食欲不振・便秘などが挙げられています。また、重症状では、長期間の服用により高齢の人や腎臓に持病を持っている人などに高マグネシウム血症・リン酸塩低下・アルミニウム脳症・アルミニウム骨症などが起こることが報告されていますが、稀な症状と言われています。

粘膜保護剤

粘膜保護剤にはアルロイドG(アルギン酸ナトリウム)やトロキシン等があります。
損傷した食道粘膜部位をガード・修復し、更なる胃酸刺激による損傷を防ぐとともに炎症の回復をサポートする作用があります。

薬理作用時間が短いため、胃酸分泌抑制剤などと併用して用いられます。
副作用では便秘や下痢が見られることがあります。

トロキシン

胃を保護する役割のある胃粘膜の働きが弱くなると、胃酸の刺激を強く受け、胃炎や胃潰瘍を引き起こしやすくなります。
トロキシンは、胃の血液循環を活発にすることによって、粘膜を保護する胃粘液を増加させ、胃粘膜を強くし、胃酸刺激への耐性を付け、胃炎や胃潰瘍の治癒を促進します。

副作用には、胸やけ・便秘・発疹・嘔吐・胃部不快感などの症状が現れることがありますが、副作用は殆ど無いと言われています。

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