逆流性食道炎
食道裂孔ヘルニア逆流性食道炎の原因/症状

食道裂孔ヘルニア

胃がはみ出す?食道裂孔ヘルニアと横隔膜ヘルニア

逆流性食道炎

食道裂孔ヘルニアと横隔膜ヘルニア食道裂孔ヘルニアは数種類ある横隔膜ヘルニアの一つで、横隔膜ヘルニア全体の7割くらいをも占めています。
この食道裂孔ヘルニアは年齢問わずに発症します。
食道が胃と繋がるために通る横隔膜の孔を食道裂孔と呼び、横隔膜の下に位置している胃が食道裂孔から飛び出してくることを食道裂孔ヘルニアと言います。

食道裂孔ヘルニアが起こる原因

食道裂孔ヘルニアの原因食道裂孔ヘルニアには先天性と後天性があり、主に後天性の食道裂孔ヘルニアが多いと言われています。
先天性では、乳幼児など子供の食道裂孔が元から緩んでいたり、食道を締め付ける力が低いために胃がはみ出るという場合があります。

後天性は加齢によるものが多く、身体組織の老化から食道裂孔が緩み、食道裂孔ヘルニアを発症させることがあります。

慢性気管支炎や喘息などを発症している人は、咳をすると同時にお腹に力が入り、腹圧が上昇するので食道裂孔ヘルニアを引き起こしやすくなります。
また、太っている人や喫煙者も腹圧が上昇し、発症しやすくなります。

食道裂孔ヘルニアの分類と症状

食道裂孔ヘルニアは横隔膜の食道裂孔から胃の一部が膨張し、はみ出ている状態を言います。
食道裂孔ヘルニアには滑脱型/傍食道型/混合型があり、このはみ出し方で症状が違ってきます。

滑脱型の食道裂孔ヘルニア

食道裂孔ヘルニアを発症した人の大部分はこの滑脱型と言われています。
食道裂孔ヘルニアの中でも滑脱型ヘルニアは比較的大人しい症状で、危険性も高くありません。
胃の入り口である噴門の一部に膨張がみられ、横隔膜の上部(胸腔内)に侵入し、下部食道括約筋が行う食道への胃酸の逆流を防ぐという働きが機能しなくなり、胃酸が逆流します。
逆流した胃酸が食道内部を刺激し、炎症やびらんを作り逆流性食道炎を併発させたり、食道がんや噴門がんを形成することもあります。

初期症状では自覚できる症状が殆どなく、前かがみになると胸やけが起きたり、息苦しさを感じるくらいなのですが、症状が重症化すると強い胸やけや、狭心症と類似した発作症状を自覚することがあります。
高齢者よりも若年層で発症した食道裂孔ヘルニアの方が、胃液の産生が盛んなため症状が重くなることがあります。

傍食道型の食道裂孔ヘルニア

傍食道型ヘルニアは、横隔膜が膨張し突出した部位を締め付けてしまい、その部分の胃から出血が見られたり、血液循環が滞ったりします。
症状の進行状態にもよりますが、滑脱型よりも危険性が高く、放置した状態での自然治癒は困難です。
突出した内臓が戻らない嵌頓(かんとん)などの合併症を予防するといった点から外科治療が行われるようですが、外科治療が必要になるほどの重症化は稀といわれています。

混合型の食道裂孔ヘルニアは、滑脱型と傍食道型が合わさった病態となります。

食道裂孔ヘルニアで行われる治療

緩くなってしまった横隔膜などを治療する方法は、今のところ外科治療に限られています。
しかし外科治療も症状が重篤な人ではないと行わず、胃液の産生を薬で抑制する保存療法を行う傾向にあります。

食道内の粘膜に出血などが確認された場合は外科治療が適応します。横隔膜から胸空内にはみ出た胃を元の腹腔内に正し、裂けて拡がった食道裂孔を縫合して縮めていきます。
また逆流性食道炎を予防するために噴門形成術が行われる場合もあります。

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